LinkStation LS-WH1.0TGL/R1のデータ復旧とLinkStation復旧

TeraStation
機器種別LinkStation
型番LS-WH1.0TGL/R1
構成RAID1
容量500GB
データ量450GB
所要時間2日
料金126,500円

月曜日の朝、愛知県の方から電話が有りました。

「LinkStationが突然見えなくなった。
中のハードディスクを取り外して、KNOPPIXで見たが、ファイル名が文字化けして見えない。
他社からは、『文字化けしたデータは復元できない。』と言われた。
御社では、データ復旧は可能か?」

「LinkStationは、Linuxで構成されているので、
ハードディスクの内容を書き換えていなければ、大丈夫です。」

LinkStation到着

火曜日の午後、LinkStationが到着。

中のハードディスクを取り出して、S.M.A.R.T.でチェック、ハードディスクは良好。
早速、2台のハードディスクのクローン作成を行う。

復旧マシーンでの復旧作業

クローンハードディスクを弊社開発の復旧マシーンへセット。
データ復旧を開始。

しばらくして、データが見えました。
データ量は、約450G。

お客様へご連絡すると共に、LinkStationの復旧についてお伺いします。
「データ取り出しも可能ですが、LinkStationの復旧も可能です。
どうしますか?」

お客様からは
「LinkStationの復旧をお願いします。」
との事。

ひとまず、約450Gのデータの取出しを行い、正常に終了。

LinkStationの復旧を行うも…ファン異常?

今度は、LinkStationの復旧を試みる。

なんとか、ファームウェアのアップデートを終了して、
WEBの管理画面を見ると、「ファン異常」と表示されている。

この問題は、後で対応することにして、
まずは、RAID1の構成を設定する、この処理に約4時間弱。

終わった頃、WEBの管理画面を覗こうとしたら、ログインできない。

???

電源を一旦切って、ログインしようとしてもできない。
「ファン異常」が災いしているのか?と思い、時間も夜だったので、翌朝まで、電源を切った状態で放置する。

翌朝、電源を入れて、WEBの管理画面からログインができました。
やはり、「ファン異常」が災いしているのだと確信。

パーツ屋で、同等品のファンを購入。LinkStationにセットして、電源を入れる。
またもや、「ファン異常」と表示されている……。

電源部か、マザーボードの不具合が考えられます。

急遽、同等品での納品に

LinkStation本体に不具合がある状態で、データを戻しても、正常に動作しない可能性があると判断。

すでに、LinkStation復旧代も入金済みでもあり、納品時間も迫っていたので、ヨドバシカメラから同等品のLinkStationを購入して、これにデータを戻して納品する事に。

お客様へは納品直前の突然のご連絡となってしまいましたが、快く了承いただき、大変感謝しております。

その後、お客様からデータ確認のご連絡をいただき、作業終了。