TS-1.0TGL/R5 シリアルコンソール化の改造をしたが……

TeraStation
機器種別TeraStation
型番TS-1.0TGL/R5
構成RAID5
容量750GB
データ量500GB
所要時間2日
料金126,500円

3連休の前日、大阪の方より電話が有りました。

「TeraStation TS-1.0TGL/R5 が突然EMモードになった。
ファームウェアアップデートを行ったが、途中で失敗してしまう。
中のデータを取れないか?」

「中のデータは大丈夫だと思うので、すぐに送って下さい。」

航空便で、翌日届きました。早速4台のハードディスクをバックアップコピーします。

コピーしたハードディスクで、弊社に有った同型のTeraStationにセットして、ファームウェアアップデートを行う。
案の定、ファームウェアアップデートが成功する。が…
パソコンから、データを覗くと、ファイル名の文字が化けています。

アレ?どういうこと?

それでは、と、弊社のTeraStation復旧マシーンにセットして、データを覗いてみました。
?????
ファイル名が正しく見えます。
試しに、一つのファイルの中のデータを見てみると、正常のようです。

この型の場合、TeraStation復旧マシーン上からは、ファイルが文字化けして見えて、ネットワーク越しのパソコンから正常に見えるのです。

う~ん。
どういうことなのだろう?
もしかして、弊社の前に他の業者に依頼した?
(他の業者に依頼して、復旧を断った場合、その業者は次の業者が簡単には復旧できないように、小細工をする場合が有ります。)

早速、お客様に電話をしてみました。すると、
「他の業者には依頼していません。私が「WEB」を参考に、シリアルコンソール化して、sambaの設定を変えた為、そのようになってしまったのです。このような状態でも、データ復旧は可能でしょうか?可能であれば、急ぎでお願いします。」

「判りました。弊社のTeraStation復旧マシーンでは、正しく見えていますので、復旧は可能です。ただ、ファイル名の文字コードを変換するには、休日で休んでいる弊社の技術者を呼んで作業しなければならず、すいませんが、4台のハードディスクを交換した、TeraStation復旧ということでお願い致します。」

弊社の技術者が、文字変換の作業に入る。ところが…
シフトJIS → UTF8(お客様が行った変換)
UTF8 → シフトJIS(弊社が行おうとする変換)
の変換を行うと、「~」と「-」はうまく変換できないのです。
しかも、多くのファイル名には、「~」が沢山ありました。

まずは、第一弾として、うまく変換できたものと、変換できないものとが混在した状態で、復旧したTeraStationを送付。

次に、弊社のTeraStation復旧マシーンで、直接データをコピーしました。データ量はおよそ500GB。すべてのコピーを終了して、USB接続のハードディスクとして、送付させて頂きました。

そして、料金は、
作業代 105,000円
キャンペーン値引き -10,500円
ハードディスク4台 32,000円
USB外付けハードディスク代金 0円(サービス)
しめて、126,500円でした。