TS-H1.6TGL/R5 データを復旧して容量をアップして納品

TeraStation
機器種別TeraStation
型番TS-H1.6TGL/R5
構成RAID10
容量1.6TB
データ量700GB
所要時間4日
料金137,000円

木曜日のお昼前、愛知県のお客様より電話が有りました。
「E04のメッセージが表示され、データが見れない。復旧を依頼したいのですが」

追って、以下のように詳しい状況のメールが届きました。

今週、月曜日に出社すると、
スイッチがオフになっておらずエラーの状態でした。
(土日に電源がオンの状態で、かなりの熱のダメージの可能性あり)

再起動しても、
『SYSTEM Error E04 Can’t Load Krnl!』と表示され、エマージェンシーモードで立ち上がってしまう。

最新のファームウェアへ更新を試みるもできず、

何度か再起動の後、
4番目のHDDにエラー表示される。

4番目のHDDを
他のメーカーの400GBに換装、
再度、最新のファームウェアへ更新を試みるが、
結局エマージェンシーモードで立ち上がってしまう。
(たぶん、ファームの更新はされていない。)

色々試してみたようです。
バッファローのお膝元からの依頼とは皮肉なものです。

TeraStation到着

翌日の金曜日、午後3時頃。TeraStationが到着しました。

弊社が最初に行うのは、

  • 機密保持契約書の作成
  • 現象の確認。液晶には「SYSTEM Error E04 Can’t Load Krnl!」と表示される。
  • ハードディスクのクローン作成。4番目を除いて、3台正常終了。しかし、S.M.A.R.T情報によると、2番目と3番目は、セクターの代替処理が多発している模様。

復旧マシーンでの復旧作業

復旧マシーンで、データを確認すると、有りました。
約700GBのデータを、弊社の1000GBのハードディスクへコピーを開始。

ここで、お客様へ現状を報告と共に、容量アップをご提案
「TeraStationを復旧可能。現在データをコピー中。
400GBのハードディスクが無いので500GBのハードディスクを3台交換します。
残りの1台も交換すると、2TBのTeraStationになりますがどうしますか?」

お客様より、
「2TBのTeraStationにしてくれ。」

TeraStationの初期化。データのコピー、そして納品

お決まりの操作方法で、TeraStationを2TBに初期化。
RAID10に設定してのリビルドに約3時間。
ハードディスクから、TeraStationにデータを戻す。約26時間!。

月曜日、お客様にTeraStationを送付。
火曜日の午後2時30分頃、無事お客様にTeraStation到着。