内蔵ハードディスクが1台のLinkStationが故障した場合に、
「せめて中のデータだけは格安でなんとか取り出したい!」
という切実な願いに応えるページです。
必要な物
LinkStation のデータ取り出しに必要な物は以下の4つです:
- Windowsが起動するパソコン(DVDドライブ必須)
- SATA-USBアダプタ(ハードディスク1台分)
- NAS-RESCUE 1台構成用
- 取り出したデータの保存用メディア
以下では、これらについて詳しく説明します。
Windowsが起動するパソコン(DVDドライブ必須)
Windowsが正常に起動するパソコンであれば、デスクトップ型でもノート型でもOKです。「NAS-RESCUE」を起動させる為のDVDドライブが必要です。
SATA-USBアダプタ(ハードディスク1台分)
以下のようなUSB接続スタンドかSATA-USB変換ケーブルが必要です。
USB接続スタンドの例:
SATA-USB変換ケーブルの例:
自作のデスクトップパソコンとSATAケーブル1本が有れば、上記のSATA-USBアダプタは必要有りません。
NAS-RESCUE 1台構成用
「NAS-RESCUE LinkStationデータ取り出しHDD1台用」は、以下からお買い求め頂けます。
取り出したデータの保存用メディア
LinkStationから取り出したデータの保存先も必要です。例えば、以下のようなUSB外付けハードディスクがお勧めです。USB機器を購入する場合は、USB 3.0に対応したものが良いでしょう。USB 2.0 までしか対応していない機器では、データの転送により多くの時間が必要になります。
作業の概要
NAS-RESCUE 1台構成用を使用することにより、以下の4ステップで簡単にデータ復旧が可能になります:
- ハードディスクをLinkStation から取り出す
- NAS-RESCUE を起動する
- ハードディスクをSATA-USBアダプタで接続する
- データを取り出す
以下では、これらの工程についてより詳しく説明します。
ハードディスクをLinkStationから取り外す
内蔵ハードディスクが1台のLinkStationのハードディスクの取り出し方法は、実際かなり面倒です。
例えば、LS-XHLシリーズの場合には Laineema デジタルハードウェア徹底レビュー : NASのHDDを交換するぞ!LS-XH1.0TLの2TB化 中編 のようにしてHDDを取り出します。
分解方法はシリーズ事に異なるので、「(お手持ちのLinkStationの型番) 分解」などでインターネット検索してください。
なお、LinkStation を分解すると Buffalo 社の保証の対象外となります。ご注意ください。(どのみち壊れた LinkStation のデータは保証の対象外ですが)
注意 ハードディスクは精密品です。取扱いには十分注意してください。特に、衝撃を加えたり静電気を帯びた手で触ったりしてはいけません。
NAS-RESCUEを起動する
パソコンのDVDドライブに、「NAS-RESCUE 1台構成用」を挿入して起動します。
NAS-RESCUEを起動させるには、Boot Menuで起動の順番をDVD優先に設定する必要が有ります。詳しくは、「PCトラブル大図鑑」などを参考にして下さい。
ハードディスクをSATA-USBアダプタで接続する
NAS-RESCUE が起動したら、SATA-USBアダプタでハードディスクをパソコンと接続します。接続したら、SATA-USBアダプタの電源を入れてください。
HDD接続時「リムーバブルメディアの挿入」という確認メッセージが表示された場合は「OK」ボタンを押します。 HDD接続後、自動でプログラムが起動し、HDD内部のフォルダを表示します
もしデータが見えなかった場合は、弊社へお問い合わせください。
データを取り出す
用意しておいた取り出したデータの保存用メディアを、NAS-RESUEが起動しているパソコンに接続します。すると、もう一つウィンドウが表示されます。これがUSB外付けハードディスクのウィンドウです。
データを表示するウィンドウから復旧したいファイルやフォルダをUSB外付けハードディスクのウィンドウにドラッグ&ドロップします。これでデータのコピーが開始されます。
動画による作業例
前述の4ステップを動画にまとめてあります。(約1分32秒)
より詳しく知りたい方のために
上記の手順や、操作方法を「自力データ復旧のススメ(1台用)」としてまとめました。下記からお申込み頂ければ、すぐに、ダウンロードURLを記載したメールを送付します。
自力データ復旧のススメ(1台用)