HS-DH1.0TGL/R5 RAID10のTerastaionをデータ復旧してくれ

TeraStation
機器種別TeraStation
型番HS-DH1.0TGL/R5
構成RAID10
容量1TB
データ量500GB
所要時間3日
料金105,000円

静岡のお客様より電話をいただきました。
「ネットワークからNASが見えない。ハードディスクは、壊れていないようなのでRAIDを復旧してくれ。」

「TeraStationを送って頂ければ、データ復旧の可否を調査します。」

TeraStation到着

翌日、TeraStationが到着しました。
中には、1TBのハードディスクも同梱されていました。

弊社が最初に行うのは、

  • 機密保持契約書の作成
  • 現象の確認。液晶には「SYSTEM Error E04 Can’t Load Krnl!」と表示される。
  • ハードディスクのクローン作成。4台全て、正常終了。

それぞれのハードディスクには、「○○株式会社様 No.△」のシールが……
他の業者が調査した際に貼られたものでしょうか。(料金が高かったのかな?)

復旧マシーンでの復旧作業

TeraStationのRAID10の構成は、

  • 1番目と2番目のハードディスクがRAID1。
  • 3番目と4番目のハードディスクがRAID1。
  • 上記のRAID1の構成2組をRAID0(ストライピング)している模様。

復旧マシーンで、構成を確認すると、
それぞれのRAID1構成は確認できるが、その上のRIAD0の構成が確認できません。

Linuxのコマンドを駆使して、RIAD0の再構成を試みる。
一時は、復旧を断念せざるを得ないのでは?という不安を抱きながら作業を続行。

挑戦4時間。やっとRIAD0の再構成に成功!

そこで、同梱のハードディスクに、約500BGのデータをコピー開始。

TeraStation を復旧するには、

  • 復旧マシーンから、データを取り出し。
  • TeraStation を初期化。
  • データをTeraStationに戻す。

の作業が必要。

お客様に確認にしたところ、
「TeraStation は初期化した状態でOK。データは同梱のハードディスクに入れてくれ。」

TeraStationの初期化。そして納品

お決まりの操作方法で、TeraStationを初期化。
RAID5に設定してのリビルドに約5時間。
作業終了。

お客様に、TeraStationとハードディスクを送付。

データが見えない!

お客様から、
「ハードディスクのデータを見ようとすると、フォーマットしますか?と表示され、データが見えない。」
とのご連絡。

ハードディスクを接続したパソコンのOSを聞くと、Windows2000しか使用できない状態であるとのことでしたので、予備のTeraStationにデータをコピーして、そのTeraStationを送付しました。

その後、お客様よりお電話にてデータ確認のご連絡をいただき、作業終了。